離婚という勝負

結婚をするのはすごく簡単。
未婚の私が何を言っているのだと思う。
結婚したくても出来ない人はいる。
相手を見つけるのは苦戦する。
私もそんな人の1人。
でもその相手を見つけたら。。。
そこからの話だ。
勢いさえあれば、決断さえすれば
たとえ親や周りに反対されたとしても
結婚しようと思えばすぐにできる。

だけど離婚はどうだろう。
話を聞くとそんな簡単にはいかないようだ。
財産や慰謝料などのお金の問題。
子供がいれば親権が絡んでくる。
だから子供が大人になるまで離婚しないで耐える夫婦もいる。
次に離婚を考え始めるのは夫の定年が決まったときまで延びる。
どちらかが子供に対して愛情がない親なら話は早いのだろうが
この夫婦は違った。

どちらも息子の事が大好きだ。
そして100%相手のことが嫌いではない。
相手の好きな所を何個も挙げられる。
でも離婚には理由がある。
観ている側は気づくが当人は全然だ。
親は子を思い行動する。
それが愛している証拠。
しかし離婚調停は子供を思っての行動なのか。
何かを忘れて置いてきてしまっていないか。

彼女が最初に音読が出来なかったのは
嫌だったからではなかったはず。
嫌だったのにはかわりはないが
ここにこの感情を今は戻したくないという怖さ。
持ち込んだら、またここには来れないと思ったのではないか。
誰かが入ることで自分では言えなかったことを言ってもらえる。
だけど自分が思いもせず願ってはいない方向へと進んでいくこともある。
勝つ・負けるという言葉はわかりやすいが、全てではない。
それが離婚調停となると、それこそ子供からしたらいい気分ではない。
これは勝負かもしれないが、いつもやっているようなゲームではない。
子供のためなのは変わらないが、自分のためなのも変わらない。
だから勝たなきゃいけないが、そういうことでもない。
気持ちがあるから難しい。

離婚する理由は色々ある。
感情だけではない。
結婚することと結婚生活、家族生活、夫婦は別物だ。

マリッジ・ストーリー

作品概要
https://eiga.com/movie/91605/

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