29 –2022/0422 今日のぼやき

「人生100年時代」と言われているなかで、私は半分も生きていない。
そんな私ですら人生の節目を経験したのが29のときだった。
20代が終わる不安からなのだろうか
いつもなら考えないいろいろなことが襲ってきた。
恋愛、結婚、家族、仕事、老後、、、
29である今の現実を受け止めきれずにいた。

私の29はというと、正直彷徨っていた。
20代の私を思い返すと仕事しかなかった。
不器用な私には仕事と恋愛の両立はとても難しいことだ。
そんな私から突如、その仕事が無くなった。
9年間同じ仕事しかしてこず、それしか見えていなかった。
9年も続けてきたからこそ、ネガティブな私でさえその仕事に少しは自信も持っていた。
だからそれは戦力外通告を出されたような感じだった。
その時の会社からするとそういう意味はなかったのだろう。
経営が悪化していたのは数字が耳に入ってこないような仕事をしていた私ですらわかっていた。
そしてこの会社で私の職が必要とされる場面もどんどん少なくなっていた。
でもその一報で一気に自信を失ってしまった。

29歳。
考えたことは「職を変えるなら今のうちかもしれない。」
今まで一つの道しか見えていなかった。
しかしこれを気にいろいろと見てみることにした。
求人サイトの掲載で少しでも興味があったところに片っ端から応募した。
1日体験出来るところがあれば行ってみた。
当然何件も何十件も落ちたし、知人に紹介してもらったところも落ちた。
「今回はご縁がなかった」というメールを見るたびに、社会からの疎外感を感じた。
そうやって受け続けてみると、数件お声をかけてもらえた。
その中で私が転職先に決めたのは、今までとは全く違う職業だった。
何もわからない世界で不安もすごくあったが、心機一転と全力で頑張った。
すると頑張りすぎて心配もされたが、評価もしてもらえた。
あんなに心が折れていた数ヶ月前とは違って、社会に存在していると思えた。
そして今はというと、もう一度転職活動をしてもともとの職に戻っている。
仕事はすごく楽しくやりがいもあった。
新しい居場所も作れて順調で申し分なかった。
でも私は30歳で戻ることにした。
それは話すと長くなってしまうのでやめておくが、簡単に言うと「夢で見たから」とだけ書いておく。

29歳という年は出来事が起こるたびにいろいろな感情が渦巻いていた。
この怒涛の一年を決して忘れることはないと思う。
後悔した過去はたくさんあるけれど、この一年に関しては全く後悔はない。
モヤモヤしてズキズキして、でもウキウキして達成感もあった。
いろんな意味で充実して成長できたすごく大切な時間だった。

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今日のぼやきの「29歳」に関連した映画作品。

29歳問題

29歳でいろいろな問題にぶち当たってもがく様に、共感しかない。

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